公的な保障(3)-②

【年金保険制度②】

 『厚生年金』には、会社員と公務員が加入します。

『厚生年金』は『基礎年金』という国民年金にあたる1階部分『報酬比例部分』とも呼ばれる2階部分を合わせた2階建てです。

年金の受け取りは国民年金と同じ原則65歳からで、金額現役時代の報酬により変わります。

 

国民年金は自分で保険料を支払うのに対し、厚生年金保険料は勤務先が徴収、納入します。

また、保険料は加入者の収入によって変わります。

 

2018年の厚生年金受取額は、一人当たり月額平均143,761円です。

なお、厚生年金の支払額を表す時、モデルケースという言い方もします。

これは会社員だった夫と専業主婦の高齢夫婦が受取る年金支給額の平均で、2020年度の月額は220,724円です。